■概要
クライアントのからだを整えたり、癒しに寄り添っているセラピストの皆さんは、
自分自身のからだにとっても、心地よい姿勢で施術ができていますか?
施術における、セラピスト側のからだの使い方によって、
クライアントが受け取る印象は全く違うものになります。
セラピストの身体が緊張した状態でクライアントのからだに触れると、
その緊張はクライアントに伝わり、心からリラックスした状態で施術を受ける事ができません。
一方で、セラピスト自身がリラックスした状態でクライアントのからだに触れると、
深い圧が入っていたとしても、痛みを感じることはありません。
その深部まで届くタッチは、クライアントにとって、身体がスッキリするだけでなく、
深い部分での癒しが得られる事にも繋がります。
このように、セラピストがリラックスした状態で施術を行う上で、
とても大切な要素があります。
それが「セラピストのからだの使い方(ボディメカニクス)」です。
これを体得していることが、素晴らしいボディワークやセラピーを行なっていく上での
根底となってきます。
自分自身のからだの構造を効率よく使って、クライアントのからだに圧をかけていくためには、
必要以上の力を使わずに、脚、体幹、頭、腕、手の角度に着目した上で、
それぞれの関節が直線で繋がる身体の使い方が重要です。
また、呼吸やグラウンディングを感じたり、空間の感じ方を変える等、
セラピスト自身の意識の持ち方によっても、タッチの質が変わってきます。
よく、「長年の施術で指を痛めた」「長時間施術をすると疲れる」といった言葉を耳にします。
この講座は、そのような悩みを抱えているセラピストや、
よりクライアントと深く繫がれるタッチを身に付けたいボディワーカーの方々にとって、
実践に役立つ内容となっています。
実際の施術をする際の「身体の使い方」や「意識の持ち方」を感じながら、
より楽な身体の使い方や、タッチの質が変わる感覚を体感していきます。
これらのことを今一度見直し、皆さんが既に持っている素晴らしい技術を、
より素晴らしく、長く提供するための礎を一緒に築いていきませんか?
<こんな方におすすめ>
■施術で指や身体を痛めた事がある
■長時間施術をすると疲れる
■クライアントのからだに深い圧をかけようとすると、力が入ってしまう
■タッチや手技の質を高めたい
■楽な身体の使い方を身に付けたい
■感じる力を磨きたい
■プログラム
・重心の感じ方(グラウンディングタイプかスカイタイプか)
・空間の感じ方(センター軸の意識)
・基本姿勢(マッサージテーブルの高さの調整、施術時の立つ姿勢・座る姿勢)
・体重移動の方法
・指、手掌、前腕、肘の使い方
・タッチやストロークの方法
■日時
2019年1月13日(日) 14:00-17:00
■料金
5,000円
*お支払は銀行振り込みでお願いします。
*当日現金でお支払いの場合は、事務手数料として別途500円を頂戴します。
■定員
12名
■場所
渋谷区代々木1-53-4 奨学会館別館2階
■持ち物
動きやすい服装
筆記用具
■ご質問・お問い合わせ
お問い合わせはホリスティックヘルスケア研究所までお願い致します。
ws@holiken.jp
■プロフィール
大橋 篤史
Rolfing Roots代表
理学療法士 米国Rolf Institute®︎ 認定ロルファー
理学療法士として総合病院に勤務し、整形外科を始め、
脳血管、呼吸器疾患等の様々な疾患を抱えた方々のリハビリを担当。
その後、よりホリスティックなアプローチを求め、
アメリカコロラド州ボルダーに渡り、
Rolf Institute®︎にてロルフィングを学ぶ。
帰国後はRolfing Rootsとして横浜にてロルフィングの
個人セッションの提供を中心に、全国各地でセラピストや
ボディーワーカー向けのセミナー講師も行なっている。