■概要
インドの言葉で「種」《Bija》とは、「生命の源」を意味します。
この地球の上のたくさんの生命は、たった一粒の種からはじまりました。
空、大地、風、光、微生物、ミミズや鳥、人間たちと交わり、
互いに支え合いながら、種は大きな生命の網をつむいでいます。
身の回りを眺めてみると、私たちの衣・食・住も、種から生まれたものばかり。
でも、この「種」について、私たちはふだんどれほど意識しているでしょうか。
過去100年の間に、地球上の種の90%以上の品種は消失しました。
これは、時代の変化の中で人間と大地の関係が分断された結果ともいえます。
一方で、世界中のたくさんの人々が、種と人間の新しい関係性を探りはじめています。
『生命がすべて一つにつながりあった網だとしたら、私たちは種とどのような関係をつむぎたいだろうか?』
当日は、当日は、インドの哲学者で環境活動家、ヴァンダナ・シヴァさんに焦点を当てた
ドキュメンタリー映画「ヴァンダナ・シヴァの いのちの種を抱きしめて」を鑑賞しながら、
めくるめく種の世界を覗いてみたいと思います。
種とはなんなのか。今、食・農の世界に何が起きているのか。
人間と大地の関係。どの種が美味しいのか。
種の撒き方・育て方・採り方。種のコミュニケーション技術。
美しい種の数々と種マニアの世界。
種子法って? F1って? 遺伝子組み換えって何?
種と私たちの健康や幸福はどう関係するのか。
種をめぐる世界のダイナミクスと、生き方・世界観のシフト。
トークの後は、在来種・固定種の種を使った軽食の試食会もあります。
種も、人間も、この地球上に存在するものは全て、この星の成分でできたもの。
種との関係を頭で理解し、ハートで感じて、お腹で納得する、楽しい時間にしたいと思います。
参加者の方には各地の種のお土産もあり。
これまでよりもっと、種と、大地と、地球とつながる生活を始めてみませんか?
<「ヴァンダナ・シヴァの いのちの種を抱きしめて」予告>
■プログラム
9:45 入場開始
10:00 ワークショップ開始、ごあいさつ
10:10 映画上映「ヴァンダナ・シヴァの いのちの種を抱きしめて」
11:00 種に関する話、種の試食、交流会
12:30 終了
■日時
6/2(土) 10 :00 〜 12:30
■講師
ロマンアルカラ佳奈 Kana Roman-Alcalá Okada
種子・生物多様性・アグロエコロジー研究者。米国カリフォルニア州バークレーにて、
都市農業、シードライブラリー、ゲリラガーデニング、伝統農法の継承などの活動を行う。
地球の上で人間とすべての生命が調和して生きる道を探求中。
2歳児の母。趣味は種採りとジャングル生活、好きな食べ物はパイナップルグァバ。
■場所
渋谷区代々木1-53-4奨学会館別館 2F
<交通手段>
JR・私鉄各線「新宿駅」南口8分・新南口6分
※サザンテラスを代々木方面にお進みください。
JR・都営大江戸線「代々木駅」
北口A3出口約2分
小田急線「南新宿駅」1分
■定員
20名
■参加費
4,500円
事前の銀行振込をお願いしております。
やむを得なく当日現金のお支払いの場合
事務手数料500円を別途頂戴しております。
ご了承ください。
■持ち物
当日までに野菜や果物の中に種をみつけたら、それを保存して当日ご持参ください。
また、シェアできる種をお持ちの方は、ご持参ください。
種の交換会をしましょう。
■お問い合わせ
ws@holiken.jp